睡眠時に呼吸が止まり、そのことによって体内に酸素が足りない状態となり、高血圧や動脈硬化、脳梗塞などの成人病リスクを高めます。また夜間に熟睡できないために日中に激しい眠気が生じることがあります。
いびきを日常的にかかれる方は睡眠時無呼吸症候群の可能性がありますので、気になる方は受診をおすすめいたします。
大きないびき・睡眠中の呼吸停止・熟睡感がない・集中力の低下・トイレに起きる回数が多い・起床時に頭が重い、ボーっとする・日中眠くなる など
☆扁桃腺が大きい場合や、アデノイドがあるため気道を塞いでいる。
☆肥満によりのどの周囲に脂肪がつき気道を塞いでしまう。
☆舌が大きいために寝ている時に舌が重力で落ち込み、のどを塞いでしまう。
☆鼻が詰まっているため、空気がうまく鼻から取り込めない。
他にも原因はありますが、それぞれの原因を考慮しながら治療を進めていきます。
睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合
機器を持ち帰り自宅で検査(自宅で簡単にできます)
1泊での精密検査(医院に1泊していただき、電極、センサーを装着して睡眠中の身体の様子を検査します)
治療はCPAP(睡眠時に装着しマスクから空気を送ることで、気道を確保し呼吸しやすくする機器)・マウスピース・手術などがありますが、検査結果と患者様の状態(日常生活も含め)を併せて考慮し、治療を進めていきます。