睡眠で免疫力を発揮する
睡眠時間と風邪の発症率の関係
18歳から55歳までの164名のボランティアに7日間の睡眠時間を計測したのち、一般的な風邪(ライノ)ウィルスを鼻にぽとぽと入れて、風邪をひくかどうか試してみた。
結果、124名にウィルスを入れる前後で4倍以上抗体が増加し、感染と診断。そのうち48名が鼻汁や熱などを発症した。
症状がでた割合を睡眠時間別(5時間未満36名、5-6時間54名、6-7時間52名、7時間以上22名)で評価すると、睡眠時間が短いと風邪の感染後に発症しやすい、つまり免疫が低下していると考えられた。
新型コロナウィルスに対しても、やはり免疫力が重要。みなさま、充分に睡眠をとって、ご自身の免疫力を発揮して感染予防に努めてください。大岡医院からのお願いです。
Prather et al. Behabiorally Assessend Sleep and Susceptibility to the Common Cold, SLEEP, Vol.38, No.9, 2015より引用